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Part 12 論文タイトルの付け方【おしえて論文作成】

1. タイトルをつける際の注意点

今回は、論文作成の実践的なテクニックとして、読者を引き付ける論文タイトルの付け方をご紹介します。まず、タイトルをつける際の注意点です。

①: 本文の内容を簡潔に示す
タイトルに語数制限を設けているジャーナルもあるため、長すぎず短すぎないようにしましょう。

②: 読者が一目見て意味を理解できるタイトルにする
具体性に欠ける言葉は避け、研究のユニークさを引き立たせる言葉を選びましょう。

③: 論文のターゲット層が頻繁に検索するキーワードを入れる
キーワードには名詞が使われることが多いですが、抽象的な名詞よりも、動詞の-ing形を使うことで、語数の節約や読みやすさの向上につながります。
また、検索での使用頻度について検討する際には、使いたい言葉をGoogle Scholarのタイトル検索などで検索し、どの程度ヒットするか確認すると良いでしょう。

④: タイトルを単なる名詞の羅列にしない
語句の関連性を明確にするために、前置詞や冠詞を適宜使用しましょう。
以下に、使用頻度の高い前置詞と冠詞を挙げます。
よく使われる前置詞には、by (手段)、for (目的)、from (起点)、in (場所・関連)、of (所属・関連)があります。
冠詞の [a, an, the] の使い分けは難しいとよく言われますが、基本的な方向性として、theは既知のものや具体的なものに使われ、aとanは不特定のものに使われます。
anは、aを使う場面のうち、母音字の前で使われます。
また文法的な特徴として、aとanは可算名詞の単数形にしか使うことができませんが、theは不可算名詞や複数形に対しても使うことができます。
言葉の使い方が自然かどうかを確認するには、Google Scholarなどの検索エンジンで検索し、ヒットする件数が多いか試してみるとよいでしょう。

以上より、誰にでもわかりやすく、検索でヒットしやすいタイトルをつけることが重要です。

2. タイトルの体裁

続いて、効果的なタイトルの体裁についてご紹介します。
タイトルを強調する方法として、最初の単語、もしくは冠詞・前置詞・接続詞以外の単語の頭文字を大文字にする手法がよく用いられます。
全体を2分割してコロンでつなぎ、前半の内容を後半で説明する形式や、タイトルの最後に疑問符をつけ、読者を引き付けるものも見られます。
ただし、結論を述べたり、研究成果を誇張したりするのは避けましょう。

また、タイトルを短くする方法ですが、このweb記事の第7回でお伝えした、簡潔で無駄のないセンテンスの作り方と共通しています。
できるだけ短い単語を選び、冗長な表現を避けて、名詞の代わりに動詞を使うことで、タイトルを簡潔にすることができます。

これらのテクニックを使うことで、読みやすく、インパクトのあるタイトルをつけましょう。

3. 特殊なタイトル

最後に、特殊なタイトルを求められた場合の対処方法をご紹介します。

①: 学会抄録に使うタイトル
発表が採択されるために、編集委員の注意を引き付けることも重要ですが、要旨集への掲載にふさわしいかを考える必要があります。抽象的、口語的、またウィットに富み過ぎるものは避けると同時に、参加者の専門分野が多岐にわたることを考慮して、専門的な用語を使い過ぎないように注意しましょう。

②: ランニングタイトル
ランニングタイトルとは、論文でページの欄外などに掲示されている簡略版のタイトルのことです。正式なタイトルからできるだけ多くの要素を残すことがポイントとなります。ジャーナルによっては、略語の使用や冠詞の省略が認められている場合もありますので、投稿先に確認してください。

このように、タイプに合わせて適切な体裁に合わせることが大切です。