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Part 20 投稿前の最終チェック【おしえて論文作成】

1. 文章構成についてのチェックポイント

今回は、文章構成についてのチェックポイントをご紹介します。論文の読みやすさを確認する際は、読者を意識しましょう。冗長または不明瞭に感じる箇所はないか確認しましょう。文章のボリュームを減らした方が論文の質が改善することが多いため、無駄な表現は徹底的に省くことが望ましいです。
また、体裁を含め、最高の状態に仕上げて投稿するように心がけましょう。英文の質が低いことや正確さに欠けることはreject (却下) の原因にもつながります。パソコンの画面上で確認するだけではなく、論文をプリントアウトしたり音読したりすると、センテンスの流れや語句の抜けに気付きやすいです。

2. 論理展開についてのチェックポイント

続いて、論理展開についてのチェックポイントについてご紹介します。
論理展開が明確で順序正しいものであるか確認しましょう。英語の論文では、何を議論したいのか最初に述べることが良いとされていますので、重要な研究結果が段落や文章の途中に埋もれないように注意してください。

また、用語の使用に一貫性があるかも確認しましょう。
it, that, oneなどのあいまいな表現は、カット&ペーストにより何を指しているのかわからなくなることがあります。キーワードは繰り返し使うことであいまいさを回避することができます。図表や略称を用いる場合は、キャプションと本文中で用語の不一致が生じていないか確認しましょう。

3. 文法についてのチェックポイント

次に、文法についてのチェックポイントをご紹介します。

第一に、正式な英語を使っているか確認することが重要です。短縮形 (can’tなど) や略式表現 (kids, bigなど) は論文にふさわしくないため、使わないようにしましょう。多くのジャーナルでは、アメリカ英語かイギリス英語のどちらを使うかが決められていますので、投稿規定を確認し、どちらかに統一しましょう。

またwordなどの文書作成ソフトに内蔵されているスペルチェッカーを過信しないように気をつけましょう。thenとthanなど、スペルミスが他の正しい単語として認識される場合もありますし、専門用語は登録されていないことが多く、判定が難しいです。こうした問題を回避するためには、ネイティブスピーカーによる校正サービスを活用するのが良いでしょう。校正サービスを利用した場合は、校正証明書を発行してもらい、投稿する際に添付することで、英語の質に問題がないことを証明できます。

4. 編集者・査読者とのコミュニケーション

最後に、編集者・査読者とのコミュニケーションでの注意点についてお話いたします。

論文を提出する際は、メールや送付状であるカバーレターを書くことになりますが、その英語が低レベルだと、論文の英語も低レベルだと思われる可能性があります。カバーレターはジャーナルによって書式が決まっている場合もあるため、確認して正しい形式で提出するようにしましょう。

また、各ジャーナルでは掲載にふさわしくないと判断した論文をrejectしています。インパクトファクターが高いジャーナルほどreject率が高く、外部査読すら受けられない場合もありますが、査読委員によるピアレビューに進めば、論文に対する有益なアドバイスが得られます。
編集者や査読者からのコメントは、自分が納得する内容だけを受け入れるのではなく、全てのコメントに対して真摯に対応するようにしましょう。