Part2-1 文の構造に気をつけよう ―主語の位置が重要― 【おしえて論文作成】
広く研究成果が活用されるためには、誰でも快適に読み進められるよう、文章構成や英語のミスを減らし、専門外の人にもわかりやすい原稿を作成することが重要です。
そこで今回は、英語の文の構造について、注意すべき点を紹介します。
1.主語の導入を遅らせない
悪い例: Important parameters are conciseness and non-ambiguity.
良い例: Conciseness and non-ambiguity are important parameters.
人は紙面を左から右、上から下に見るため、文の最初に主語のような重要な情報を配置すると読みやすくなります。
主語の導入が遅れると、読者が主語を見逃してしまい、言いたいことが正しく伝わらない可能性があります。
悪い例では補足説明を文の最初に配置していますが、良い例では主語を先に書いているので、何についての話題なのかわかりやすくなっています。
主語の導入を遅らせないことを意識しましょう!
具体的には…
- 主語より前の部分を削除 / 減らす
- 主語より前の部分を文の後半に移動させる
- 非人称代名詞のitで始めることは避ける
といった工夫が大切です!
2.主語と動詞は離さない
悪い例: People with a high rate of intelligence, an unusual ability to resolve problems are employed by such companies.
良い例: Such companies employ people with a high rate of intelligence, an unusual ability to resolve problems.
悪い例: This testing method, when it is possible, is useful because it allows …
良い例: When this testing method is possible, it allows us …
動詞に関しても重要な情報を含んでいるので、主語の近くに置き、文の早い段階で導入することが大切です。
悪い例では、動詞の導入が遅いため、重要な情報が出てくるのが遅くなってしまった例や、主語と述語の間に語句を挿入したため、読者の思考を分断させてしまうような例を挙げています。
文の情報が重要でないと判断されると、大切な情報まで読み飛ばされてしまう可能性も出てきます。
- 基本的な語順: 主語+動詞+目的語+間接目的語
をしっかり意識して、重要な情報が伝わりやすい文章作成を意識しましょう!