Part 2-2 文の構造に気を付けようー語句の順番は大丈夫?ー【おしえて論文作成】
今回は、主語と動詞以外の、目的語、否定語、形容詞について注意すべき点を紹介します。
1.直接目的語は間接目的語の前に置き、目的語の関連性をはっきりさせる
例: The researchers sent their manuscript to the journal.
目的語は基本的に動詞の後ろに配置しますが、2つ以上の目的語を述べたいときには、直接目的語は間接目的語の前に置くように意識しましょう!
ただし直接目的語が長いor複数の要素からなる場合、間接目的語を動詞の近くに置き、文末に直接目的語をまとめた方が、読み手に伝わりやすくなります。
例: We can associate several factors with these values: a high cost, higher overheads, ….
文章のまとまりを考え、目的語の関連性をはっきりさせることを意識してみましょう!
2.代名詞は、それ自身が指し示す名詞よりも先に導入しない
良い例: Honey is a very important substance because …. In fact, it is ….
悪い例: Although it is …, studies have verified that the composition of honey is ….
代名詞は、主節のものを指し示す場合、従属節が前にある場合でも代名詞を用いて表すことができます。
しかしその場合、悪い例のように、文を前から順番に読み進めているとその関連性をすぐに理解することができなくなってしまいます。
代名詞は、それ自身が指し示す名詞よりも先に導入しないことを意識して、
分かりやすい文を作りましょう!
3. 否定語はできるだけ文頭近くに置く
例1: Subjects did not seem to ….
例2: These findings are not significant.
例3: No data were available regarding ….
否定語は文脈を作る上で重要な役割を果たしていることが多いので、できるだけ文頭に置くようにしましょう!文の途中に否定語が入っていると読者の思考が中断されるだけでなく、文章の意味を正しく理解してもらえなくなることがあります。
英文を作った後は、否定語がちゃんと文頭近くに置いてあるか確認してみましょう!
4. 副詞は、配置に注意!
副詞の配置に関するルールは複雑です。
そこで、ここでは基本的な3つのポイントを紹介いたします!
1つ目は、本動詞の前に置くことです
例: Microbial species often exist in ….
2つ目は助動詞とhaveが同時に使われている場合、haveの直前に置くことです
例: Language would never have arisen ….
3つ目はbe動詞の直後に置くことです
例: This detergent is usually used to ….
時間や場所などを修飾する副詞には、これらのルールに従わないものもあります。
副詞が何を修飾しているのかを意識してみましょう。
5.形容詞は、言い回しに注意!
形容詞にちょうどピッタリなものが見当たらないとき、名詞を形容詞代わりにすることはありませんか?
これ自体は、名詞の形容詞的用法と言われ、れっきとした文法として確立しています。
しかし、むやみに名詞を数珠繋ぎにして形容詞を作ると、ネイティブスピーカーには奇妙に聞こえる場合があります。
形容詞を自作する場合は、Google Scholar等の学術情報検索サービスで自分が考案した表現を検索し、ネイティブスピーカーが使用している言い回しなのか確認することを習慣化しましょう!
もし考案した表現が一般的でなかった場合は、下の例のように適切な前置詞を挿入するなどして、自然な言い回しに変更しましょう。
良い例: state-of-the-art technology
悪い例: art state technology