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Part 3-2 パラグラフの構成を考えようートピックの展開とまとめ方ー【おしえて論文作成】

1. トピックセンテンスの示し方

文やパラグラフの最初の「トピックポジション」には、伝えたい内容を最もよく表す要素を置くということを前回お伝えしましたが、内容に具体性が欠けると表現が冗漫になり、読者に注目してもらいにくくなります。

そこで、トピックポジションに位置する文であるトピックセンテンスでは、読者の興味をひくために様々なテクニックが使われます。
いくつかのテクニックをご紹介します。

1つ目: 数字や人名を提示する!
例) In 2010, Smith et al. reported that…
例文を見ると、数字や、頭文字が大文字で示される固有名詞は目立つことがわかります。

2つ目: 付加価値のない平凡な表現を削除する!
付加価値のない平凡な表現を削除し、簡潔にまとめることです。

3つ目: パラグラフに一貫性を持たせる!
パラグラフの締めくくりでは、そのパラグラフの導入部を想起させるセンテンスを用いることで、パラグラフに一貫性を持たせることができます。

このように、トピックセンテンスは具体的に表現することが重要です。

2. センテンスの配列

具体的に表現することも重要ですが、センテンスの配置を誤ると、読者が理解しにくくなってしまいます。下記の例文をご覧ください。

The water is a major source of pollution. Millions of chemicals are
released into the environment and end up in water. The impact of most of
these chemicals on human health is …

1文目で、メイントピック (water) から1つ目のサブトピック (pollution)を導入した後、2文目で、2つ目のサブトピック (millions of chemicals)が1つ目のサブトピックを具体的に説明しています。さらに、3文目で3つ目のサブトピック(impact of most of these chemicals)が2つ目のサブトピックを具体的に説明しています。

このように、情報の量や具体性を考慮し、論理的に文脈を組み立て、読者が理解しやすい文脈にしていくことが重要です。

3. 論理的な情報提示テクニック

パラグラフの中で論理的に情報を展開するためのテクニックをご紹介します。

1つ目: 論理的に順序よく情報を提示する!
各センテンスがその前のセンテンスから受け取った情報を展開していくことです。

2つ目: 序数を上手に使う!
方法、手順、段階について記述するときは、first, second,
finallyなどの序数を用いることです。最初にいくつの要素に分かれているのか説明しておくと、より読者が理解しやすくなります。

3つ目: 長いパラグラフは適宜分割する!
序数を使って説明する内容が、3センテンス以上になる場合、ロジックの構築に新しい展開を加える場合、他の論文や研究について述べる場合、方法の構成要素やステップが変わる場合などには、パラグラフを分割する方が適切です。

このように、意味のまとまりを考慮し、理解しやすく分割することがポイントです。

また、論理展開だけではなく、使う表現にも注意を払うことが大事です。
以下は、よく使われる表現の例です。

他にも、様々な表現がありますので、論文を書く際はご自身で調べてみてください。

4. 自分の研究成果の提示とエンディング

最後に、自分の研究成果の示し方とパラグラフのエンディングについてご紹介します。

1つ目: 自分の研究の重要性や成果を強調するときはパラグラフを改める
読者の注意を引き付けるために、パラグラフを改めることが重要です。

2つ目: パラグラフの構成を工夫する
形容詞や接続詞を活用して内容の重要さやテーマの移行を示唆することや、1つのセンテンスに盛り込む情報を2つまでに制限することも有効です。

3つ目: パラグラフのエンディングは簡潔にする
通常、次のパラグラフの始まりでは前のパラグラフの終わりを受け継ぐことから、冗長さを避けるための対策です。

このように、パラグラフの構成や接続を工夫し、読みやすい文章を考えることが重要です。